──今ではすっかり大物女優になったあの人から、今ではそこまで脱がなくなったあの人まで、サイゾーの表紙を飾ってくれた17人の美女を厳選! 本誌が誇るアイドルライター・エリンギの解説付きで、再度お楽しみあれ〜!!
親しみ深さの先にある神秘性
2008年1月号
貫地谷しほり
07年に、NHKの連続テレビ小説『ちりとてちん』でドラマ初主演。今年は『龍馬伝』にも出演するなど、NHKに愛される本格派女優へとシフトしつつある貫地谷しほり。いや、彼女は初めから一流の女優だった。フツウっぽくてフツウじゃない。届きそうで届かない。そんな微妙な距離感を貫地谷しほりは持っている。少女マンガが好きで、空想が趣味。何を考えているのだろう? わかりかけたとき、彼女はふいっと自分の世界に入り込んでしまう。親しみ深さを持ちながらも、その先の日常は決して感じさせない。それこそが、一流の女優が持つ神秘性なのである。