(写真/田中まこと)
しかしさ、この『きらりんレボリューション』を、よく俺に読ませようと思ったよね。俺と少女マンガの組み合わせだなんて、すごいギャップだろ。事務所でこのマンガを読んでたら、ウチのタレントたちにビックリされたよ(笑)。
内容に関していえば、まずこのマンガが描いているのは「芸能界」じゃないよね。もちろん少女マンガって子どもたちに夢を与えるものだし、ファンタジーとしてはよくできてるよ。確かに主人公のような「一夜明けたらスターに」なんてタレントもいないではないし、ライバルタレントに意地悪をされるってことも、まあよくある話。しかし、本当に突然大スターになっちゃったなんて、広末涼子以来出てないだろうし、ライバルタレントの意地悪だって、「叱ると相手が成長しちゃうから放っておこう」と、したたかに考えたりもするのが芸能界の実態ってもの。現実とのギャップは大きいよ。