「CureDoll」編集長兼アイドルが語る地下アイドルとメジャーアイドルのPVの違いとは?

──最近、アイドルへの敷居は非常に低くなっている。地下アイドルの活動が活発化する中、当然PVを作るインディーズのアイドルも増えており......PVにおけるメジャーとインディーズの違いはどんなものなのか? 自身もアイドルとして活動する「CureDoll」柚原凪編集長に聞いた。

 2〜3年前、私が所属するユニット「Papillon」のプロモーション用DVDを作った頃は、インディーズではほとんどPVなんて出回ってなかったんです。だから当時は、PVを持っているだけで、カッコがついた。でも最近は、インディーズでもみんな当たり前にPVを作るようになりましたよね。

柚原凪編集長(撮影/伊丹豪)

 そんな中、PVの制作に関する話をすると、大手の事務所に所属している場合は映像作家にお願い出来ますが、フリーの場合、自費制作で、大抵は撮影代や編集代を自分たちで出すのが当り前です。ありがたい事に、私達のPVは、知り合いの方に低予算で作っていただきました。スタッフさんがアイドルPVを作るのは初めてだったということもあり、自分達のやりたい事を最大限に表現するため、絵コンテも描きました。メジャーのアイドルだったら、「絵コンテって何!?」って話ですよね?(笑)撮影場所に関しても、予算的に、回れるのはせいぜい2〜3カ所。人が来る前にささっと撮影して、走って逃げるのは普通です(笑)。もしくはスタジオで、白バックで撮って合成するとか、衣装を替えるだけっていう簡単なものも多々ありますね。それから、エロ路線で売ってる子もインディーズには多いので、PVなのに曲はBGM並みの扱いで、「見せたいの明らかに体だろ!」っていう......一般的なアイドルのイメージとは違った、グラビアのイメージビデオみたいなのもあったりします。事務所に入ってないと、当然規制は緩くなりますからね。全然関係ないんですが、昔、逮捕される前の沢本あすかさん【編註:自称露出狂アイドル。08年4月に秋葉原の路上でストリップを披露し逮捕。昨年12月には万引きで再逮捕】のユニット「モンロービッチ」と対バンしたことがあるんですよ。彼女たちのステージはライブ中も撮影OKで、ほぼストリップ状態。強烈でした......(苦笑)。

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