スイーツ番長を一躍有名人にしたのは、自身のブログ『男のスイーツ』。よって、一連の"男子スイーツブーム"の代名詞的な存在となった。
──スイーツ業界にとって雑誌やテレビなどによる"ブーム煽り"は、ほかの飲食業界同様、売り上げを左右する大きな要素になっている。そんな中、ブログが人気を博し、ライターとして活躍するスイーツ番長に、業界の現状と、メディアとの関係性について、語ってもらった。
飲食業全般でデフレ化が進む中、スイーツの価格だけは依然として高止まり。そういった業界の情勢に疑問を持っている方も多いようですね。しかし、デフレ消費、不況下にこそスイーツは強い。これが僕の持論です。割高感を覚えるかもしれないが、日常的な食べ物ではなく、夢──ちょっとした贅沢や非日常感──を買うもの、としてスイーツをとらえている消費者が多いのです。さらに言えば、どんなに高いチョコ、ケーキでもおおむね1個1000円以下でしょう。世のOLさんの"自分へのご褒美""プチ贅沢"にはうってつけのアイテムなんですよ。