「もともと『小悪魔ageha』(インフォレスト)を愛読してて、キャバ嬢にも興味があった。でも、どこにも採用されませんでした」という愛ちゃん(中央)のように、なかなか思ったような仕事に就きにくい現状もある。
キレイな女の子と楽しく、うまい酒が飲みたい! という男の煩悩。そんな想いは健常者だけのものじゃない! 聴覚障がいを持った男性たちの熱い要望と手話の楽しさを知ってもらうため、東京・湯島にオープンしたのが、「手話ラウンジ きみのて」だ。
「『ラウンジ』と聞いて喫茶店などと誤解される人も多いんですが、れっきとした"夜のお店"です。ホステスには難聴者もいれば健聴者もいて、それぞれがお客さまと手話や筆談を使って楽しく会話をしています」と、代表の佐藤育夫さん。こんなコンセプトのお店は、日本広しといえどもこのお店だけ。「通訳ができるスタッフもいるので、障がい者だけでなく、手話のできない健常者にも楽しんでいただいています」とのことで、先月の開業以来、日夜お客さんが詰めかけているという。
ところで、手話がわからなくても盛り上がるのだろうか?