──かつての日本では、障害者や奇形症のエンターテイナーが多く映画やテレビで活躍し、また海外のものも盛んに上映されていた。海外では、DVD化され、発売されている発禁映画の現状を、映画コレクターの天野ミチヒロ氏に聞いた。
日本盤が発売
■名優が多数出演
『センチネル』
1977年にアメリカで製作。以前は日本でもテレビ放送されたが、長年ソフト化されることはなく、今年になってようやくDVDが発売。天野さんも「実はバージェス・メレディス、ジョン・キャラダインなどの名優たちが出演しているんです」と話す作品だが、本物の障害者を『悪魔』として登場させるという描写が問題となり、タブー映画となっている。
入手超困難!
■障害を乗り越え闘う熱いドラマ
『ミラクルカンフー 阿修羅』
1981年に日本で公開。「腕のない男と足のない男が悪と戦う」という内容から即刻公開打ち切りとなってしまったカンフー映画。「障害を乗り越えて戦うというしっかりしたメッセージがあるにもかかわらず、いまだDVD化はされてません」(天野氏)ビデオ版のパッケージには本作のキャッチコピーとして「やればできる!」という秀逸な文字が踊っている。