エロサイト閲覧とSNSはヤリまくってもSEXは堅実──デジタルネイティブは性のニュータイプなのか?

──物心ついた時に、すでに携帯、パソコンが一般化していた世代、すなわち「デジタルネイティブ世代」。コミュニケーションの取り方も、その延長線上にある男女交際のあり方も、それより上の世代とはまったく違うであろう彼らが見ている風景とは、どんなものなのか?

 ケータイとインターネットが一般に普及し始めてはや10余年。通話やメールのみならず、mixiやTwitter、GREEなどに代表されるソーシャルメディアが急速に社会に浸透し、それと並行して、ケータイ端末やパソコン以外の各種デジタルデバイスも飛躍的な発展を遂げた。それによって、単に誰もがいつでも膨大な量の情報を送受信できるようになっただけでなく、人間の思考や行動パターンそのもの、特にコミュニケーションのあり方が大きく変わってきたといわれる。

 当然、ケータイとネットの普及以降に物心ついた今の10代〜20代前半、いわゆるデジタルネイティブ世代は、その影響をより強く受けているはずだ。なにしろ、内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」(2010年)によれば、中学生の43・1%、高校生の95・4%が自分専用のケータイを所有し、また、中学生の81・6%、高校生の88・4%がパソコンでネットを日常的に利用しているのだ。彼らにとってケータイとネットは、あって当たり前、ない世界を想像することすら難しいというシロモノなのである。

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2024.11.21 UP DATE

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