『オタク市場の研究』
目立って売れているとはいえ、J-POP市場からすれば、やっと認知されたかのような声優歌手たち。しかし長らく市場を支えてきたファンにとって「ついに時代がきた!」と、勝ちどきを上げんばかりの状況なのは間違いない。
15年来の声優歌手ファンであるC氏は「今、崩壊しつつあるという音楽市場の中でも、声優歌手は安定した人気を維持している。それどころか、紅白に出場した水樹奈々をはじめとする声優の歌う楽曲が、少しずつだけど確実にJ-POPシーンの牙城を突き崩しつつある状況は、かつてメディアから『たかが声優ソング』と黙殺され、世間から"オタク文化"としてしか見られていなかった時代とは隔世の感がある」と、しみじみ語る。
またC氏は、そんな声優ソングの魅力について「まず、声優ならではの美しい歌声は必聴です。ただ、ソレ以上に言いたいのは、老若男女問わず、みんなで歌えて、ノレる楽曲と歌詞なんです。カラオケで大盛り上がりできるんですよ。それがやっと世間にわかってもらえたんですよね!」と熱弁を振るう。