7月17日に渋谷コラボカフェで行われた「第一回電書フリマ」では、来場者多数のため一時行列ができるほど。販売物も芥川賞作家・長嶋有の俳句集から、写真集までと幅広く出品された。
今夏には日本語に対応したkindleの新モデルも発売され、日夜話題に事欠かない電子書籍。しかし現状では出版界とガジェット好きばかりが盛り上がっているように見え、一般消費者にはその動向が掴めない部分もあるだろう。
そんな中、ビジネスの話題から離れ、電子書籍の楽しみ方を模索しているのが「電子書籍部」だ。「ぷよぷよ」のゲームクリエイターとして知られる米光一成氏を中心としたこの組織は、自分たちでiPhone、iPad、kindle、PCで閲覧できる電子書籍を作成し、さまざまなイベントで対面販売を行っている。今年7月に開催した「電書フリマ」では約70タイトルを発売し、なんと一日で5206部を売り上げた。