──世に数あるUFOネタの本や雑誌。この手の記事は一体どんな人たちがつくっているのだろうか。 やっぱガチなビリーバー? それとも「仕事は仕事」の割り切り系? 彼らが語る、UFOメディアの裏側とは──。
「墜落したUFOが持ち込まれている」「宇宙人が
働いている」等のUFO伝説に彩られた米軍施設、
「エリア51」。米国ネバダ州南部にある。
──まずは皆さん、どんな本をつくっておいでなんですか?
雑誌編集者U氏(以下、U) 僕はある雑誌で、UFOを含め、オカルト系の記事を扱っています。
書籍編集者F氏(以下、F) うちはコンビニで売られているような、お手軽な感じの書籍をつくっていまして、その一環としてUFOネタの書籍やマンガなんかを出してるという感じですね。エンターテインメントに徹したつくりの本が中心です。
編集プロダクションO氏(以下、O) 私は出版社から発注をもらって、本作りをする立場なんです。正直言うと、UFOなんかはまったくの素人。子どもの頃からそういうのが好きではあったんですが。
──いきなりで恐縮ですが、UFO系のネタを扱う本って、売れてるんですか?
U UFO的なものを扱うものがいちばん売れたのは、80年代後半から90年代前半ぐらいなんじゃないかな。ちょうど、「エリア51」【「UFO関連施設だ」との指摘もある、米国ネバダ州の米軍基地・写真参照】という大ネタが出てきた時期なんですが、あのネタは写真や映像が豊富だったもんですから、テレビなんかにも頻繁に取り上げられていたんですよ。そういうのが追い風になって、うちなんかでも、ピーク時は結構な部数が出ましたね。
──それはすごい......。