──IT企業が手掛けるIT以外のちょっと変わった事業と本業との関係を調査。なぜそれを手掛けるのか、現状どうなってるのかまでをレポートする。

映画制作・アニメ制作
インデックス・ホールディングス
●設立：1995年
●現在の事業内容：純粋持ち株会社
●総資産：約566億8200万円（連結。09年8月31日時点）
●本業：携帯電話向けシステム開発企業から、06年より持ち株会社化。

■変わった関連企業
コンテンツ事業に参入するも不振？
04～06年にかけ、日活やアニメ制作会社・マッドハウス、ゲーム会社・アトラス、以前より提携関係にあったタカラトミーなどを相次いで買収。さらに、子会社インデックス・マガジンズ（現インデックス・コミュニケーションズ）からアニメ雑誌を刊行するなど、映像・ゲームを中心とした一大エンタテインメント企業へと急成長した。しかし、海外事業の不振、後出・日本振興銀行の銀行法違反事件の影響などのため、日活株の一部を日本テレビに売却。得意領域であるアニメ・ゲームに経営資源を注ぐ、いわゆる「事業の選択と集中」を図っている。