"踊ってみた"アイドル・愛川こずえが語る「衣装の揺れとアイドルダンスが生む"萌え"」

 アイドルダンスの人気を支えているもののひとつに、ニコニコ動画やYouTubeの、「踊ってみた」文化がある。いちファンとしてそこに身を投じ、タレントデビューしてしまった女の子の考えるアイドルのダンスとは?

(写真/田中まこと)

──愛川さんは、いつ動画投稿を始めたんですか?

愛川こずえ(以下、) 高校2年生の夏です。子どもの頃からモダンダンスをやってたんですが、当時YouTubeとかに一般の人がアニソンのダンスを投稿するのがはやってて、ハマッて見てたら覚えちゃって。それでたまたま家にあったビデオカメラで撮影して、パソコンに取り込んだらできちゃった......!? みたいな。初めて投稿したのは、「ハレ晴れユカイ」(06年/アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』エンディングテーマ)でしたね。

──最初は顔出しでしたが、途中からマスクをしていますよね。

 YouTubeで踊っているのをずっと見ていた「47さん」が顔出しをしてたんで、そういうものだと思ってたんです。でもニコ動(ニコニコ動画)に行ったらみんなマスクしてるから、慌ててマスクしだしたんですよ。これが常識なんだ! って。

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