叶井俊太郎&倉田真由美夫妻が訴える「子ども手当」の落とし穴──親の収入による教育落差の発生はダメ!

──2万6000円なのか半額なのか、コロコロ変わった子ども手当の給付額。ただいま子育て真っ最中で、ダンナは無職ながら妻はNHK経営委員のあの格差夫婦は、民主党の変節をどう見る?

子育て・教育

 出産支援や保育サービスの拡充、奨学金制度の整備など、子育て・教育に関する政策は、機会均等社会の実現を目指す民主党にとって重要な意味を持つ。中でも子ども手当の支給は、04年版に初掲載されて以降、常にトップに近い位置に掲載されてきた最優先政策だ。

 ただ、その支給額は、「食費、被服費をまかなえる水準」(04年版)、「月額1万6000円」(05年版)、「月額2万6000円」(07年版・09年版)、「1万6000円から上積みします。上積み分については、地域の実情に応じて、現物サービスにも代えられるようにします」(10年版)とブレまくり。もう一方の柱であり、07年版で初掲載された公立高校の無償化が、今年3月に法案成立、4月に施行とスムーズに実現されたのとは対照的だ。

 とかく金額のみに話題の集中しがちな子育て・教育政策。現在育児真っ最中の夫婦、一橋大学卒の高学歴漫画家・倉田真由美氏と"典型的だめんず"と囁かれる叶井俊太郎氏の、それらの政策に対する見解は真っ二つに割れたようで──。

叶井俊太郎(左)、倉田真由美(右)夫妻。

──昨年11月に長女が生まれ、今年4月には会社が破産。激動の生活を送っているご夫妻。お2人のお子さんがいらっしゃいますが、子ども手当はいかがですか。

叶井俊太郎(以下、) ありがたいですね。俺も今は無職だし。あ、でもちゃんと子どもに回さないとね。

──世間でも「使用目的が不明」という批判がありますね。

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2024.11.22 UP DATE

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