書店に並ぶ「BL小説」の数々。「BLマンガ」のコーナーもさることながら、まさしく"選り取りみどり"な品揃え。
──ティアラ文庫により"男女の激しいセックス"が描かれるようになった少女小説。しかし、そもそも少女小説業界に"官能"の扉を開いたのは"BL小説"だったが──同業界は今どうなっているのか、やおい・BL研究者の永久保陽子氏に聞いた。
若い女性向けのエロティックな表現方法を確立したジャンルとして、忘れてはならないのが「BL」だ。一部では「BL小説が売れなくなってきている」とも囁かれているが、その実情はどうなのだろうか? 専修大学で「BL小説研究」の非常勤講師も務めている、やおい・BL小説研究者の永久保陽子氏に伺ってみた。