普天間移設問題や子ども手当にみる"バラマキ"の財政圧迫など、多くの遺恨を残し、立つ鳥跡を濁しまくった鳩山由紀夫前総理。だが、そんな彼にも功績はある。
総理就任後、いち早くメルマガを発行し、ツイッターのアカウントも取得、国会議員の中でもITを重要なツールと考えたのだ。
非公開の理事会を実況中継しちゃった柿沢未途氏の公式HP。
7月に行われる参院議員選挙で、候補者による選挙活動のネット解禁が国会で審議される予定だったのも、この総理の下でなら自然な流れだった。これまで、選挙管理委員会が指定したパンフレットやポスターしか選挙活動には使用できないと公職選挙法で決まっていたため、選挙公示日以降のHPなどの更新はそれに違反するとされていたのだ。改選を迎える現職参院議員は「忙しい中、自分の活動報告を毎日HPに載せてきたのもすべては選挙に勝つため。選挙期間中に更新できないなんて馬鹿げた法律だったよ。公示後、相手陣営が嫌がらせで、怪文書やネットで変な噂を流すことがある。それにきちんと反論できるのは大きいしね」と、喜びを露にする。