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パイロット版として昨年11月に発行された「EDGE STYLE」(左)と、見出しからブロギャ向けを打ち出した「Nicky」(右)。
【雑誌】
らつ腕編集者も参入したギャル誌創刊ラッシュの裏
空前の雑誌不況の中、ギャル誌だけはその勢いを増すばかり。50万部の「Popteen」はお姉さん誌の「PopSister」を月刊化。またブロギャ(ブログギャル)専門誌「Nicky」も登場。そんな中、最注目は双葉社から6月7日に創刊される「EDGE STYLE」だ。編集長の渡辺拓滋氏(39)は、これまで石原真理子や奥菜恵の自叙伝などをヒットさせてきたすご腕編集者。その渡辺氏がとらえるギャル像とは、どういうものなのか?
「ギャルってつまり、等身大で生きているということが最大の魅力だと思うんですね。小森純ちゃんや桃華絵里ちゃんといった、各ギャル誌のトップモデルを一堂に集めて大人ギャルに向けた雑誌を出すんですが、この雑誌は、"ぶっちゃけ"がコンセプトです。カリスマ読モたちにファッション、コスメ、リアル恋愛話と、自身で自由に企画を立て、自己プロデュースしてもらう誌面を前面に打ち出していきたいですね。さらに創刊号では、今、マスコミでも騒がれているある有名人の娘さんをデビューさせるつもりです」(渡辺氏)
同誌のターゲットは、「Popteen」や「JELLY」といったギャル誌を卒業した20代半ばだという。つまりギャルとは一過性のものではなく、年齢を重ねてもギャルという生き方を選ぶと考えているのだ。このほか、創刊号ではAKB48の板野友美がモデルデビューしたり、小森が新恋人を赤裸々に告白したり、そして渡辺氏らしく沢尻エリカら芸能人のスクープ情報も予定されている。また、同氏がギャル誌に目を付けたのは、ギャル誌が好調だからという理由だけではない。