"温室効果ガス削減""持続可能な資源開発"──エコが叫ばれる昨今、巷には「地球に優しい」「環境に優しい」を標榜する"エコ商品"があふれている。しかし、企業が声高に叫ぶその言葉の裏に、欺瞞・偽善はないだろうか? 財閥系の商社から人気のアウトドアブランドまで、有名企業の「エコ活動」に対する信頼度を徹底検証!!
鳩山由紀夫首相が、国連本部で開かれた気候変動首脳会合において、「2020年までに温室効果ガスを90年比で25%削減する」とブチ上げたのは、昨年9月のこと。以降も、エコポイント対象家電の購入期限延長など、エコ関連のニュースが続き、環境とのコラボを掲げた音楽・スポーツイベントなど、巷もエコの話題であふれている。
もちろん企業も、空前のエコブームに乗り遅れまいと躍起だ。あらゆる企業が、とにかく「エコ」の名さえ冠しておけば損はないとばかりに、「地球に優しい」を前面に打ち出した商品やサービスを続々とリリースし、さらには本業分野以外でも、さまざまなエコ活動に取り組んでいる。官も民も、まさにエコ一色といった状況だ。