裏社会モノ系人気BL作家・英田サキに聞く「濃ゆ〜い男たちの世界のあんな魅力、こんな魅力」

──今や完全にBLで定着した裏社会モノの中でも、近年の傑作と呼び声の高い小説「エス」シリーズ。いったいどんな制作秘話が!? 作者の英田サキ先生に、直撃質問してみた!

エス』著/英田サキ イラスト/奈良千春価格/903円(税込) 発行元/大洋図書

 警視庁組織犯罪対策第五課の刑事・椎葉と、彼の"エス(情報収集のためのスパイ)"である大物ヤクザ・宗近のハードボイルドな生きざま、そして、2人の深い心理描写や駆け引きが描かれた人気作『エス』シリーズを執筆した英田サキ先生。同作をはじめ、『デコイ──迷鳥──』(ヤクザ×ヤクザ)、『愛してると言う気はない』(元マル暴刑事の探偵×ヤクザ)など、アウトローを登場人物に据えた小説を多数執筆しているが、なぜそれほどまでに裏社会にこだわるのか。

「昔から、ハードボイルドやヤクザモノが大好きだったんです。男の生きざまや孤独な背中に萌えを感じるといいますか(笑)。基本的に濃い男の世界が好きなので、子どもの頃『ゴッドファーザー』を観たときも、無性に感動したのを覚えています」

『エス』では、暴力団と刑事の関係性や警視庁内の組織や確執、拳銃密売のルートについてなどがしっかりと描かれ、その緻密な設定が高い評価を得ている。実際、どんな取材をしているのか、気になるところ。

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2024.11.22 UP DATE

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