──宗教法人・幸福の科学が栃木県の那須に、「幸福の科学学園中学校・高等学校」を4月に開校させる──。依然として人々のなかにある"宗教に対するアレルギー"に、どのように立ち向かうのか。幸福の科学学園の理事長・泉聡彦氏に聞いた。
幸福の科学HPより。
今回は「宗教と教育」というテーマでお話をお伺いできればと思います。そもそも、幸福の科学として学校を作るという構想は、いつからあったのでしょうか?
泉 聡彦(以下、泉)1987年に行われた第2回の講演会「愛の原理」のなかで、大川隆法総裁が「教育の改革を行う」という総論をすでに説かれていました。ほかにも『ユートピア価値革命』(89年/土屋書店)という本では、文科省に対しても教育問題を提言するといった内容が記されています。94年の法話「青春に贈る」では「教育事業を始めるには20年くらいかかる」という総裁のお言葉もありました。ですから、教団発足当初からあった構想を具体化した結果ですね。