スチャダラパーがデビュー20周年を前に解散か!?

(撮影/有高唯之)

 来年でデビュー20周年を迎えるスチャダラパーの周囲が賑やかだ。今年は、8年ぶりの単行本出版、11枚目のアルバム発売、全国ツアーなど精力的な活動が続く。その真意を探るべく3人にインタビューを試みたのだが、充実した活動とは裏腹にメンバーの表情は暗く、会話もはずまない。いつもと違う雰囲気にとまどいながら最近の活動について聞いてみると……。

「もう……ね。スタッフから頑張れって煽られて。いろいろやってるんですけどね~。いやホント……」(BOSE)

 いつもは陽気に質問に答えてくれるBOSEだが、なぜか歯切れの悪い返答。長くグループを続けるコツについて、メンバーに尋ねてみても……。

「何かをフラれても、なし、なし、なし! でやらないことが前提なのが長続きの秘訣」(SHINCO)

「おもしろいと思ったら大変でもやるし、おもしろくならなそうなことはやらない。そのあたりのにおいをかぎ分けることかもね」(BOSE)

 常にマイペースというのは、確かにスチャらしいのだが、3人からはいつもの"仲良し"感が伝わってこない。今年ソロで写真集を出したANIは心境の変化を語ってくれたのだが……。

「最近自分の中にあるものが枯渇してきたな~って思った矢先に、いい"ヴァイブス"を持ってる人と出会ったんですよ」(ANI)

 "ヴァイブス"という言葉を連呼するANI。取材中は、いつにも増してボンヤリしている様子だった。

 結局はっきりとした話が聞けなかった、今回のインタビュー。11月にはツアーの舞台裏に密着したDVDが発売されるそうだが、こんな彼らの裏側を見せても大丈夫なのか?

 取材後にマネージャーが話すには、ツアーDVDには、彼らのテンションを下げた「緊急事態」が収録されているのだという。いったい彼らに何があったのか!? すべての真相が収められているというDVDを要チェックだ!
(高畠正人)

すちゃだらぱー
BOSE、ANI、SHINCOの3人からなるラップグループ。今年1月、シングル「スチャダラパー+木村カエラ/Hey! Hey! Alright」の発売を皮切りに、単行本『ヤングトラウマ~ひろ子、ドカベン、バムバータ。~』(エフエム東京)を出版。アルバム『11』をリリースし、全国ツアーに出るなど、精力的な活動を続ける。

『スチャダラパーの悪夢』
スチャダラパー2年半ぶりとなるライブツアーに完全密着した、初の「ライブドキュメンタリー」。総合監督に大根仁、ライブ映像を木村和史、ドキュメンタリーを、盟友・岡宗秀吾が手がけるなど、ファンならずとも必見の一作。
価格/3990円(税込) 発売/tearbridge records 発売日/11月25日

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