御年77にしてなおカクシャク ジャニー喜多川は現場主義者!!

ジャニー喜多川氏のステキなお姿。

 酒井法子報道でワイドショーに登場したサンミュージック社長(現在は副社長に降格)・相澤正久氏やグラビアアイドル育成で有名なサンズエンタテインメント社長・野田義治氏など、本来裏方であるはずの芸能事務所社長が、タレント並みの知名度を獲得することがある。中でも日本で一番有名な社長といえば、ジャニーズ事務所代表取締役・ジャニー喜多川氏の右に出るものはいないだろう。

「9月12日の堂本光一ソロコンサート横浜公演でも、MCで光ちゃんが『今日はジャニーさんが来てます』と暴露したらファンから歓声が! さらに『ジャニーさんが楽屋に遊びに来た時に、パン(光一の愛犬)もしっぽ振ってなついててねー。ジャニーさんが『パン!、パン!』って言ってて、でも俺はそんなジャニーさんのほうがかわいかった』って話したから会場は大爆笑でした」(30代の光一ファン)

 年端のいかない少年の中から未来のスーパースターを発掘する審美眼、時流に合わせたプロデュース力など、その卓越した才能は万人が認めるところ。ジャニー氏の指示ひとつでタレントの運命が左右されることを思えば、ファンにとってもタレントにとっても、雲の上の存在……のはずなのだが、「ユー」「~しちゃいなよ」といった口癖などがネタにされることも多く、ファンも親近感を感じているようだ。

「経営面はすべて姉であるメリー副社長に託し、自身はもっぱら現場作業好き。コンサートや舞台をチェックしてはメモを取り、タレントにダメ出ししているようですね」(芸能プロ関係者)

 とはいえ、そうしたダメ出しも「ライブ会場でパンツ一丁になったTOKIOに『ギターでパンツが隠れて全裸みたいに見えるじゃない!』と怒った」「V6岡田准一が振りを間違えたのに『かっこいいよ!』と興奮してた」「KAT-TUN亀梨和也が舞台公演中にメンバーと殴り合いのケンカをした時に『ユー、仕事のことでケンカするなんてかっこいいじゃん!』と褒めた」など、ピントが外れていることもしばしば。そんなところも、彼が愛されるゆえんなのだろう。

ジャニー喜多川
泣く子も黙る、ジャニーズ事務所の代表取締役社長のこと。本名は喜多川擴(きたがわ・ひろむ)。1931年10月23日生まれで、もうすぐ78歳の高齢にもかかわらず、なおもジャニーズ帝国の繁栄を願うアツい男。

 しかし、そんなジャニー氏も御年77歳。さすがに現場作業は徐々にスタッフに任せているだろうと思いきや……。

「いまだにコンサート会場や舞台を頻繁に訪れていますね。特に自ら作・構成・演出を担当した舞台『DREAM BOYS』は出没率が高く、昨年はほぼ毎日、今年もそれなりに顔を出してますね。キンキ光一主演の『SHOCK』や滝沢の舞台もちょくちょく訪れているようです」(週刊誌記者)

 さらに、会場で実際に遭遇したファンによると……。

「『DREAM BOYS』の休憩中、スーツ姿のお付きの人に囲まれている小柄でかわいいおじいちゃんがいて、よく見たらジャニーさんでした。でも普通の人じゃないオーラは出てますね。偶然目が合った子は、意外に眼光が鋭くてちょっと怖かったって言ってました(笑)」(20代のジャニーズJr.ファン)

 また、今年の同公演の稽古の合間には、メインキャストKAT-TUN亀梨、NEWS手越祐也、関ジャニ∞渋谷すばるらを引き連れて神宮花火大会を鑑賞したり、Hey! Say! JUMPメンバーと徒歩でラーメン店へ向かう姿が目撃されるなど、タレントとの交流も相変わらず順調のよう。一時は重病・入院説も流れたジャニー氏だが、寄せられる目撃証言を見る限り、老いてなおかくしゃくとしているようで、引退するのはまだまだ先のようだ。

 ほぼ半世紀にわたってたぐいまれなる巨大アイドル帝国を築いてきたジャニー氏。これからもアイドルやファンに親しまれながら、独特の目線でジャニーズワールドを展開してくれるに違いない。
(竹辻倫子&平松優子)

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