その瞳で見つめられたら、嘘でもなんでも信じちゃうかも…。(撮影/有高唯之) ↑画像をクリックすると拡大します
今年だけで何本もの出演映画が公開され、先日は劇団、本谷有希子にて初舞台を経験した若手女優・佐津川愛美ちゃん。最新出演作『悪夢のエレベーター』では、自殺願望を持つ狂気に満ちた美少女を、吸い込まれそうな瞳と確かな演技力で演じ切っております。
物語の舞台は、とあるマンションのエレベーター。故障により密室と化したエレベーターの中で、ワケありな4人の男女が出会い、なぜか4人はお互いの秘密を暴露し合うハメになるのだが、どうやら全員嘘をついているらしい……。なんだか人間不信になりそうなお話だけど、愛美ちゃんは他人を騙したりしないよね?
「嘘をついたこと? いっぱいありますよ~!(笑) 私、4人兄妹の3番目なんですけど、妹には散々嘘をついてましたね、テレビのチャンネル争いとかたまごっちの取り合いとかで(笑)」
それくらいの些細な嘘なら許します!ところで、登場人物のうち、妻の出産立ち会いに急ぐ男は不倫をしているという設定ですが、愛美嬢は「浮気する人はサイテー」派だとか。
「男の浮気は本気、って話をよく聞くんですけど、許せないんです! 自分が浮気されたら、彼氏にものすごく説教すると思います。いや、嫌いになって説教すらしないかも?でも私、騙されやすいので、気付かなかったりするかもしれません……」
悪い男に捕まってしまわないか心配です。どうか一刻も早く男性に対する審美眼を養って!
「今は仕事が本当に充実しているので、そんな心配は無用です! もっと幅広い役柄に挑戦していきたいですね。真面目な役が多いように見えるかもしれないですけど、キャピキャピした役とかもやるんですよ、私(笑)。どんな役が来てもそれぞれ別人として演じ分けて、全部まったく違う佐津川だ、って言われたいですね」
瞳をキラキラ輝かせて熱弁を振るう愛美ちゃん、本当に女優という仕事が楽しくて仕方がない様子。今後も大躍進間違いなしの彼女から、目が離せません。くれぐれも、変な男に騙されないように! サイゾーからの切なる願いです。
(下戸山うさこ)
さつかわ・あいみ
1988年、静岡県生まれ。映画『蝉しぐれ』(05年)でデビューし、新人としては異例のブルーリボン賞助演女優賞にノミネートされる。主な出演作に、ドラマ『がんばっていきまっしょい』(05年)、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07年)、『春色のスープ』(08年)、『鈍獣』(09年)など。
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映画『悪夢のエレベーター』
偶然エレベーターに乗り合わせ、閉じ込められてしまった4人の男女。密室で互いの秘めた過去を暴露し合う彼らだが、その裏にはさまざまな疑惑が……?
監督/堀部圭亮 出演/内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工 配給/日活 公開/10月よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿ミラノ3ほかにて公開 公式サイト