先月、写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)にあるスキャンダル写真が掲載され、業界内外で大きな物議を醸した。矢面に立たされたのは、清純派アナとして売り出されていた日本テレビ・夏目三久。彼氏と抱き合って眠っている写真や、コンドームを手に微笑んでいる写真など、計5点ものプライベート写真が流出したのだ。当然、この人気アナの醜聞に局内は騒然となった。日テレ関係者が語る。
「フラッシュの記者からウチの広報に電話で問い合わせがあったのは、発売1週間前の七夕。寝耳に水だった広報担当者は、とりあえず写真の詳細を聞き、すぐに夏目本人に事情聴取を行ったそうです」
広報担当者とアナウンス部の上司から事実確認をされた夏目は、当初「コンドームを持った写真なんて知りません!」と怒りを滲ませたという。さらに、こんなことも口にしていたようだ。別の日テレ関係者が耳打ちする。
「彼女はその事情聴取の際、『彼氏と一緒にベッドで写真を撮った覚えはないし、撮らせていない。だから、盗撮なんじゃないですか? 会社として編集部を訴えてほしい』と息巻いていたそうです。彼女はまだ実際に写真を見ておらず、まさかカメラ目線のラブラブ写真が掲載されるとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか」
「フラッシュ」(7月28日号)に、日テレの人気アナ・夏目三久がコンドームを持つ写真が掲載された。記事について日テレは「社員のプライベートに関する取材はお断りする」と回答。
そんな経緯もあり、雑誌発売日前日にテレビ局に届く早刷りを見た彼女は絶句したという。だが、気になるのは写真の出どころだ。写真の構図やケータイ画像だったことを考えると、夏目のいうフラッシュの盗撮ではなく、彼女本人もしくは恋人の電通マンA氏のどちらかが撮影したのは間違いない。
「雑誌発売直後は、『夏目が携帯を落とした説』がまことしやかに囁かれましたが、仮にも人気女子アナが自ら率先してあんな写真を撮る可能性は低い。むしろ根強くウワサされている『彼氏が自慢のために友人・知人に画像をメール送信した』説のほうが信憑性がある。いずれにせよ、誰かの持ち込み写真で、編集部は50万円近くの謝礼を払ったという話」(スポーツ紙記者)
今回のプライベート写真流出には、2人の力関係も少なからず影響していたようだ。電通関係者が話す。
「最初に口説いたのはAだったが、次第に夏目のほうがゾッコンになっていった。Aは老舗アパレルメーカーの御曹司で、根っからの遊び人。昔からよく、付き合っている女の写真を撮っては飲み会などで見せびらかしていました。マスコミから注目を浴びる女子アナとはいえ、彼氏から写真を撮ろうと言われて断れなかったのでは?」
恋愛に盲目になるあまり、結果として女子アナ生命を縮めることになってしまったワケだ。
男に振り回されたという点では、7月末に離婚が発覚したTBS・木村郁美も同様だ。06年5月に交際期間わずか4カ月で、スポーツマネジメント会社「スカンジナビア」社長の杉澤修一氏と電撃婚したが、幸せは長続きしなかった。夕刊紙芸能記者が説明する。
「当初は里谷多英、服部道子ら多くの有名選手とマネジメント契約をしていたが、契約上のトラブルで次々と離反に。また、加えて映画事業に手を出すも、資金不足に陥り頓挫。そんなことが続けざまにあり、結婚直後から経営がドンドン逼迫していったんです」
一部で既報の通り、杉澤氏は可能性の薄い上場話をエサに、多額の資金集めに奔走していた。同時に、木村アナも借金の連帯保証人に名を連ねていたため、TBSにも連日のように督促の電話が鳴り響いていたという。
「こうした金銭問題は、昨年夏頃から各マスコミに何度も報じられていました。杉澤氏はその都度、内容証明を送りつけ、訴訟を起こすなど火消しに躍起になっていたんですが......」(週刊誌記者)
夏目と木村のケースに共通するのは、ともにステータスのある相手だということ。カネに目がくらみ、ハッキリとオトコの本質を見抜くことができなかったのだろうか。
(北川ヒロミ)