【今月の教訓】バイクにご用心(いろんな意味で)

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進学や就職で上京してきた若者が街にあふれるこの季節。新しい生活にも少し慣れ、連休は東京観光でも......という人も多いかもしれない。が、お台場方面に出かける際は要注意。特にバイクで行くのは禁物だ。

なぜなら、【記事A】のようなことがあるから。江東区有明でバイクに乗っていた高校生5人が、同区内の16〜18歳の少年8人に金属バットなどで暴行された。その加害少年8人が傷害などの疑いで逮捕されたのだが、別にカネ目当てで襲ったわけじゃない。記事によれば、8人は「暴走族『葛西怒羅権(ドラゴン)』のメンバー」で、「オートバイに乗っていた高校生5人を暴走族と勘違い」して襲撃。「怒羅権には『他の暴走族が縄張りを走っていたらボコボコにする』という決まりがあった」って、今どきこんな絵に描いたような暴走族が東京にいるとは!ヤンキー文化の根強い埼玉や茨城ならいざ知らず......と思ったら、実は被害者の高校生のほうが茨城県民だった。

で、「襲われた高校生は、東京タワーやお台場を見ようと訪れており、『東京は恐ろしいところ』と話している」って、これまた絵に描いたような"おのぼりさん"のセリフ。理不尽に殴られたのは気の毒だけど、怒羅権の面々と合わせて、何だか昭和の匂いがする事件であった。

バイクはバイクでも、原付きバイクでひったくりを繰り返していたのが【記事B】の無職の男(30)。「同居の女性に定職についていると話しており、生活費がほしかった」という供述は、マヌケな中にも哀愁漂う。しかも、「被害者から『原付きバイクに乗った小太りの男にやられた』などの情報が相次ぎ、逮捕につながった」と、まるで「小太り」が逮捕の決め手みたいに書かれてるのもちょっと可哀想。まあ、デブとかハゲって、ほかのすべての特徴を吹っ飛ばすからね。つーか、「男は身長約170センチ、体重約125キロの体形」って、それは「小太り」じゃなく「大デブ」では?原付きじゃなく自転車でもこいで、少しはダイエットしたほうがいいかもよ。

(新保信長)

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