──09年に日本を震撼させるであろう超絶カワイコちゃんたちをジャンル別にご紹介 !!
特撮系初のブレイクなるか!?
逢沢りな(あいざわ・りな)
1991年7月28日、東京都生まれの17歳。ボックスコーポレーション所属。
毎週日曜朝に放送されている戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日)の「ゴーオンイエロー」として大活躍中の彼女。この番組で共演した及川奈央、杉本有美と3人で「G3プリンセス」なるアイドルユニットを結成するに到り、なんとCDデビューを果たしてしまうほどの人気ぶりで、その勢いに乗って、第87回(08年度)の高校サッカー選手権の「応援マネージャー」にも抜擢された。この「応援マネージャー」は第84回大会から導入され、堀北真希(05年度)、新垣結衣(06年度)、北乃きい(07年度)と、起用アイドルのブレイク率は100%!
相武紗季などを擁するボックスコーポレーション所属ということもあり、「特撮系番組のヒロイン出身のアイドルは大成しにくい」という、アイドルマニアの間ではよく囁かれるジンクスなどもろともせず、清純なルックスと隠し持った芯の強さとで、09年のブレイクは間違いなしだ。
規格外のトーク力が炸裂
ローラ(ろーら)
1990年3月30日、バングラデシュ生まれの18歳。キングダムエンターテイメント所属。
"黒船"の衝撃もつかの間、所属事務所さえも知らなかったという突然のデキ婚で、世間を一気に微妙な空気に包んたリア・ディゾン。
そんなリア・ディゾンの後継者というわけではないが、09年は、アジアンハーフ美女のさらなる活躍が期待される。人気女性ファッション誌「ViVi」(講談社)や「Popteen」(角川春樹事務所)で活躍する、バングラデシュ出身のハーフモデル・ローラは、08年神戸コレクション審査の一環で出演したTBSラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』での、実にナチュラルなタメ口が話題となった。
エキゾチックなルックスとキャラのギャップという意味では、同じくバングラデシュ人とのハーフに、Aiveがいる。09年は、「バングラデシュ」がアイドルを読み解く上でのキーワードになりそうだ。
また、米国プロレスファンの声優&歌手、中島愛(フィリピン系ハーフ)にも注目したい。
"美少年のような美少女"の衝撃
沢木ルカ(さわき・るか)
1997年11月23日、兵庫県生まれの11歳。スウィートパワー所属。
堀北真希や黒木メイサの活躍はいわずもがな、ドラマと映画のメディアミックスが話題の『赤い糸』(フジテレビ)で主演を果たした南沢奈央、ミスマガジン2008のグランプリに選ばれた桜庭ななみを擁するなど、中堅プロダクションながら、確かな存在感を見せるスウィートパワー。女性タレントを専門にマネジメントし、07年には「フレッシュパワー」なる新人部門を設立するなど、その美少女天国ぶりは女版ジャニーズと例えられることも。
そんな中で、今後のブレイクが期待されるのが、月9ドラマ『イノセント・ラブ』(同)で堀北の少女時代を演じた、沢木ルカだ。一見すると男の子のようにも見える目力の強さで、『赤い糸』では少年役に起用されるほど。黒髪ショートヘアかつ純朴さを残したマニッシュな印象が強い同社タレントたちの中にあって、同社の理想とするアイドル像の最終形が、"美少年のような美少女"沢木ルカなのかもしれない。
研修生たちによるエリートユニット
しゅごキャラエッグ!
和田彩花(わだ・あやか)1994年8月1日、群馬県生まれの14歳。前田憂佳(まえだ・ゆうか)1994年12月28日、千葉県生まれの14歳。福田花音(ふくだ・かのん)1995年3月12日、埼玉県生まれの13歳。佐保明梨(さほ・あかり)1995年6月8日、東京都生まれの13歳。全員、アップフロントエージェンシー所属。
Berryz工房や℃-uteのメンバーから成り、07年にアニメ『しゅごキャラ!』(テレビ東京)の主題歌を担当するために結成されたBuono!。現在、PIZZA-LAのCMに出演中で、2月にはアルバム『Buono!Buono!』の発売と日本青年館での3daysライブが決定するなど、順調な活動を見せている。
そんな彼女たちに続くのが、ハロプロの新ユニット「しゅごキャラエッグ!」だ。ハロプロにおける研修生的扱いであるハロプロエッグのメンバー単独でのメジャーデビューは彼女たちが初となり、選抜された4人も、人気メンバーが中心。ユニット名がアニメタイトルに縛られており長期的な活動は見込めないかもしれないが、既存のハロプロファンの応援対象がエッグ世代へと本格移行してゆくキッカケになることは十分に考えうる。昨年末に行われたイベント参加券がヤフーオークションで9万円に達するなど、ファンの注目度もかなり高く、この勢いをキープできるかが当面の課題になるだろう。
美形長身のポッキー四姉妹長女
大政 絢(おおまさ・あや)
1991年2月4日、北海道生まれの17歳。スターダストプロモーション所属。
「多聞チルドレン」とは、『ケータイ刑事 銭形シリーズ』などを手がけるBS-iの名物プロデューサー・丹羽多聞アンドリウが起用した若手女優たちに対して名付けられた、アイドルオタク内における総称で、近年、非常に重要なキーワードとなっている。ビジュアル的には「透明感のある正統派美少女」とわかりやすく、所属するプロダクションもスターダストの割合が高まるなど偏りが見えてきて、正直にいえばその神通力は、夏帆を送り出した04~05年あたりで失われている気がしなくもないのだが、それでもまだまだ無視できないところ。
大政絢は07年から『銭形シリーズ』で、「6代目銭形海」を務め、雑誌「SEVENTEEN」(集英社)のモデルとしても活躍中の、164センチの長身美女。昨年12月には復活したポッキー四姉妹物語『Pocky 4 Sisters!』(BS-i)で長女役に抜擢されたが、早い段階から丹羽氏が起用を決定していたほどのお気に入りなのだ。今期の注目ドラマ『メイちゃんの執事』(フジテレビ)で、その存在感を遺憾なく発揮してくれることを期待したい。
「日本一かわいい中学生」
小池里奈
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雑誌で「ネクストブレイクアイドル特集」などを組まれると必ず名前を挙げられ、アイドル評論家の北川昌弘に「日本一かわいい中学生」とまで絶賛されているのが彼女、小池里奈。07年10月発売の写真集『里奈日和』(竹書房)、昨年4月発売の『Rina→Boh』(海王社)、同年9月発売の『里奈の旅』(ワニブックス)が、アイドル写真集の月間売り上げランキング1位を3冊連続獲得するという快挙を達成。握手会イベントなどは人気のあまり長時間に及ぶことが常で、アイドルイベント最長時間記録を更新したほど。今、自分がブレイク間近っていう実感はありますか?
「う〜ん、自分のことはよくわからないんですよね。でも、写真集が1位になったり、ブログのアクセス数が増えたり、『数字』で結果が出ると実感します」
現在体感しているブレイク度数を聞くと「最大が100%だとしたら......まだ15%くらい??」と控えめな回答。そもそも里奈ちゃんにとって、「ブレイク」ってどういうものなんでしょう?
「大きいCMが決まったら、ブレイクしたって思うのかな。なにげなくテレビをつけたら自分が出てる、って状況になったら、『コレはキテる!』って感じるかも」
弱肉強食のアイドル業界で生き残るのは、まさにサバイバル。だが、「周りばかり気にしててもしょうがないので、将来どうなりたいかっていうのをよく考えて、自分の道を歩きたい」と、未来の展望はしっかりと持っている様子だ。
「今はいろいろやりたいけど、ゆくゆくは女優さんになりたいです。歌手活動もしたいけど、ひとつ問題があって、音痴なんですよね、私。歌手でもブレイクしてみたいけど......ダメだろうな(笑)」
いやいや、新曲「Sawnaunda」(主演ドラマ『不思議少女 加藤うらら』の主題歌)は、名曲ですよ! ちなみにライバルは?
「同年代の岡本杏理ちゃんや川島海荷ちゃん。2人ともオーディションで知り合って。2人の名前がいろんなところで出てるのを見ると、自分もがんばんなきゃって思いますね」
小池里奈(こいけ・りな)
1993年、栃木県生まれ。ドラマ『美少女戦士セーラームーン』(TBS)でデビュー。以降、ドラマ『喰いタン』『14才の母』(共に日本テレビ)、映画『夕凪の街 桜の国』などに出演し、注目を集める。写真集『里奈色〜4seasons〜』とイメージDVD(共に学研)が1月に発売予定。詳細は公式ブログ、公式サイトにて。
『不思議少女 加藤うらら』
昨年末にテレビ東京系で放送されていた、小池里奈主演の5分枠のブラック・コメディ。小学校1年生、7歳の「加藤うらら」が「サウナンダ(Sawnaunda)」という言葉とともに巻き起こすシュールな日常を描いている。DVDがジェネオン エンタテインメントより2月25日に発売。主題歌は「着うた(R) 」「着うたフル(R)」にて好評配信中。
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(構成・文/エリンギ・岡島紳士・清田隆之(BLOCKBUSTER))
(写真/菅野ぱんだ)