【今月の教訓】酒は飲んでも飲まれるな

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 年末年始は何かとお酒を飲む機会が増えるシーズン。楽しく飲んでる分にはいいが、調子に乗って飲みすぎてトイレで倒れたり、ワケわかんなくなって暴れたりするのはいただけない。若いうちならいざ知らず、ある程度の年齢になったら、節度ある飲酒を心がけたいものである。

 その点、【記事A】の男は、まったくもって大人げない。渋谷区内の交番で、「パトカー用駐車場の壁に立てかけてあったほうきの毛先部分にライターで火をつけ、ほうき2本やモップ1本を焼いた疑い」で逮捕されたのだが、その動機がアホだ。

「酒を飲んだ帰りに警察官をからかおうと交番に寄ったが、誰もいなかったのでいたずら心から火をつけた」って、アンタ......。コンパ帰りの大学生じゃあるまいし、71歳にもなって何やってんだか。職業がダンス講師というから、身も心も年齢より若いのかもしれないけど、だからって「いたずら心で火をつけた」ってのは幼稚すぎでしょ。つーか、そもそも「警察官をからかおうと交番に寄った」ところからして、なんでわざわざって話である。よっぽどご機嫌に酔っぱらってたのか、逆に相手をしてくれる人がいなくて寂しかったのか。いずれにしても、放火じゃなくて器物損壊で済んだのは、本人にとってはラッキーだったと言えるだろう。

 一方、酔いつぶれた若い女性を狙った痴漢事件が【記事B】。横浜市のアルバイトの男(37)が、電車内で寝ていた25歳の女性に対する準強制わいせつの現行犯で逮捕された。まあ、それだけならばありがちな事件。この男がすごいのは、「前日から酔った女性を触ろうと計画し、始発電車に乗った」って、わざわざそのために早起きしたんかい! しかも、寝ていた女性をホームまで運んだうえで触っていたというから、その努力には頭が下がる。実際問題としては、車内のほうが人目につきにくいと思うんだけど、落ち着いてゆっくり触りたかったのかなあ......。

 これから新年会という方もいらっしゃるでしょうが、くれぐれも飲みすぎにはご注意を!
(新保信長)

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