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ドラッグを取り締まるための法律――「薬物四法」の中身と成立秘話(後編)

2020年11月21日 11:00

(前編はこちら)

――日本で薬物を取り締まる法律には「薬物四法」があり、薬物ごとに適用される法律が異なる。しかし、覚醒剤の「使用」は罪に問われるものの、大麻の「使用」については罰則がないなど、その中身はあまり知られていない。そこで、これらの法律の中身やその歴史を改めて見ていきたい。

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覚醒剤取締法
覚醒剤の乱用による保健衛生上の危害を防止するため、覚醒剤および覚醒剤原料の輸入、輸出、所持、製造、譲渡、譲受および使用に関して、取り締まりを行うことを目的とする法律。「覚醒剤」と「覚せい剤」と表記にバラつきがあったが、今年の4月1日から「醒」が常用漢字になったため、今後は「覚醒剤」だけになる。

発端は密造者の取り締まり――覚醒剤=廃人は80年代から

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