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文化の浸透と拡大、現場を支える者に聞く『ラップスタア誕生』の裏側(後編)

2020年11月18日 11:00

(前編はこちら)

――日本初の“ヒップホップ・オーディション番組”としてスタートした『ラップスタア誕生』(ABEMA)。去る10月末日の放送でシーズン4のファイナルを迎え、横浜出身のラッパー〈ralph〉がスターの座を獲得した。これまでにも数多くのスターを輩出した同番組だが、アンダーグラウンドに根差したヒップホップカルチャー視点で言えば、“オーディション”という形態は、どこか敬遠してしまいがちな側面も持つ。それを払拭しているのは、番組に応募した出場者のスキルはもちろんだが、「ヒップホップカルチャーを拡大したい」という制作現場を支える有志の姿勢にほかならない。本稿では、普段光の当たらぬ場所にいながらも、誕生する新たなラップスターを輝かせる裏方にスポットを当て、そこから見える日本語ラップの未来も照らしてみたい。

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(写真/cherry chill will.)

数多の出場者に潜む光り輝く未来の原石

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