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黒人に植えつけた憎しみが白人社会に牙をむく……白人の前で黒人は話し方を調整! 人種差別とBLMの現実を撃つ本(前編)

2020年8月25日 11:00

――コロナ禍のアメリカで、白人警官が黒人男性を殺害した事件をきっかけに大きなうねりとなった抗議運動「BLM(ブラック・ライブズ・マター)」。全米各地で暴動や略奪行為も起き、さらに運動の波は世界に拡散した。なぜ、人種差別はなくならないのか。黒人は何に怒っているのか――。こうした疑問に答える本がある。

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6月、ニューヨーク・マンハッタンで行われた抗議デモで声を上げる女性。怒りに満ちた表情だ。(写真:Ira L. Black/Corbis via Getty Images)

 去る5月25日、米ミネアポリス近郊でアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官の不当な拘束方法により殺害される事件が発生した。この事件を機に、ブラック・ライブズ・マター(以下、BLM)と呼ばれる大規模な抗議運動が全米に広がり、それはヨーロッパやここ日本にも波及した。この運動は、なぜここまでの盛り上がりを見せたのか? BLMとかかわりの深い本を読み解きながら、その本質に迫りたい。

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