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南北の差違を描く『愛の不時着』はなぜ生まれたか――社会のウラを暴き出すヤバい韓国映画の読み方

2020年8月15日 11:00

――韓国映画といえば、南北分断をはじめとする政治問題や実際に起きた事件、あるいは企業の腐敗や、社会から爪はじきにされたマイノリティ、そしてヤクザなど、社会の“裏側”をえぐり出す手腕に定評がある。日本では、そうした骨太な作品がビッグヒットになることはほとんどない。なぜ韓国では“裏社会”を描いた傑作が多数生まれ、ヒットしているのか?

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『ユリイカ 2020年5月号 特集=韓国映画の最前線 ―イ・チャンドン、ポン・ジュノからキム・ボラまで―』(青土社)

 韓国発の映像コンテンツの勢いが止まらない。ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が外国語映画として初めてアカデミー作品賞を受賞し、現在はNetflixでドラマ『愛の不時着』『梨泰院クラス』が日本で大ヒットしている。

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