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日本には戦前からポピュリストも自粛警察もいた! 魔女狩り、利益誘導、ポピュリズム――非常時の危険性を書籍で学ぶ(前編)

2020年8月 7日 11:00

――政権に近い企業への利益誘導疑惑に、“自粛警察”の暗躍。実効性より「やってる感」重視の政策で支持を広めたポピュリストたち……。コロナ禍の日本では、感染拡大とは直接関係のない部分でもさまざまな社会問題が噴出中だ。そんな現状と重なる歴史や社会危機を描いた書籍を本稿では紹介する。

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『遠い鏡』(バーバラ・W・タックマン/朝日出版社/13年)

 新型コロナウイルスが世界的な感染拡大を見せる中、コロナ禍の日本で噴出した社会・政治の問題には、「似たことが前にもあったような……」と感じる事例も多い。「いまだかつてない危機」という点ばかりが強調されがちだが、コロナ禍の社会の混乱を考えるうえでは、参考になる事例が歴史に多く残されている。

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