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日本の公的機関は助けないのか――コロナ禍で働き先の工場が倒産するも、使い捨てられる技能実習生の窮状(後編)

2020年7月24日 11:00

(前編はこちら)

――近年、ベトナムからやって来た技能実習生の存在はしばしば話題となるが、「現代の奴隷労働」「失踪者が多発している」といった悪いイメージで騒がれがちである。『ルポ 技能実習生』(ちくま新書)を5月に出版したジャーナリストの澤田晃宏氏が、その実情を改めて整理しながら、コロナ禍における彼らの苦境をレポートする。

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ベトナムの首都ハノイにて。送り出し機関が運営する「日本語及び職業訓練センター」の一日は、朝6時のラジオ体操から始まる。一糸乱れずに体を動かしているのは、日本企業の面接に合格した実習生たち。併設の寮で寝泊りをしている。

実習先の企業が倒産……多額の借金が残る

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