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【塚田桂子】新型コロナウイルス以降のラッパー情勢――アメリカのラッパーらが見せた手厚きコロナ支援と制作意欲

2020年6月19日 11:00

――ここまでは国内のワイドショーや報道番組の傾向を分析したが、本稿では新型コロナウイルスの影響によって動いた海外のラッパーたちの動きに着目してみたい。米国におけるコロナの犠牲者は、アフリカ系アメリカ人がもっとも多いといわれ、そんな日本ではなかなか報道されることのない実情と、その支援の形を追う。

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クリーブランド出身のラッパー、ダベイビーが4月にリリースしたアルバムは、まさに今の現実を反映したアートワークとなっている。

 世界中を恐怖に陥れている新型コロナウイルスは、各国で都市封鎖を行ってもなお、収束の予測が立たないまま、その犠牲者は増え続ける一方だ。そんななかアメリカでは、多くのラッパーなどが医療従事者や患者、そして犠牲者たちに献身的な支援を行っている。ここでは彼らの活動に焦点を当てて社会情勢を探ってみたい。

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