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【西田亮介】主体なき制作者たちがつくり、SNSでバズり――ネットとテレビの“共犯関係”が生活習慣の中で刷り込まれていく

2020年6月16日 11:00

――新型コロナウイルス感染拡大の状況下において、SNSでは毎日ワイドショーの内容が話題に上がっている。情報社会論研究者の西田亮介氏は、自身もワイドショーに出演する立場から「テレビとネットは、お互いのコンテンツが連続的な関係にある。番組のつくられ方を知り、適切に距離を持って観る必要がある」と説く――。

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番組名やコメンテーターの玉川徹氏の名が頻繁にツイッタートレンド入りする『羽鳥慎一モーニングショー』。報道内容に対し、政府から名指しで反論もされている。画像は公式HPより。

 アニメ映画『天空の城ラピュタ』が『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で放送されるたび、劇中の呪文「バルス」がトレンドワードに登場するなど、インターネット……ことツイッターはテレビと仲がいい。それは新型コロナウイルス禍に見舞われている現在においても変わらないのはご存じの通りだろう。毎朝、民放各局のワイドショーの放送時間になると、ツイッターのトレンドにはその番組タイトルやコメンテーターの名前が居並び、それをクリックしてみると番組やコメンテーターに対する賛否両論・毀誉褒貶など視聴者によるさまざまなツイートが羅列される。

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