サイゾーpremium

Home

“愛”を歌い上げるまでの紆余曲折――Zeebraが先鞭を着けた日本語ラップ「ラブソング」の変遷(前編)

2020年6月11日 11:00

――今や当たり前のように受け入れられている日本語ラップの「ラブソング」。しかし、日本語ラップ黎明期から成熟期を迎えるまでは、それを歌おうものならディスの対象にも。本稿ではラブソング氷河期を体験してきた現役のラッパーのコメントを交えながら、マンガ家・服部昇大先生の描き下ろしマンガ込みで、その歴史と変遷をたどる。

2006_P060-065_manga001_320.jpg
↑画像をクリックすると拡大します。
(服部昇大/マンガ)

「当時、ラブソングを歌うことはタブーであった」――そう聞けば、まるで文明から隔たれた奥地に潜む民族でもイメージするかもしれない。しかしながら、これは少し前の日本の出来事。本稿は、日本のラップミュージックにおいて禁忌とされていた“ラブソング”が、いかに一般化してきたのかを、現役で活躍し、かつ過渡期にラブソングを発表したラッパーのコメントを交えながら振り返っていきたい。本誌ではおなじみ、服部昇大先生によるマンガでの解説も、合わせてぜひ。

※au IDログイン画面へ遷移します。

close

auスマートパスに戻る