世界的な“むし”の権威が語る!――技術革新で変わる採取と新種の発見
2020年12月21日 11:00
2020年2月25日 11:00
――2010年代、レン・ハンという中国の若手写真家がセンセーショナルかつユーモラスなヌード写真で世界的なスターとなったものの、最期は自殺してしまった。このことは日本でも一部で話題となったが、中国にはほかにどんな写真家がいるのだろうか? 表現規制と向き合いながら、新たなイメージを開拓する者たちに光を当てていこう。
『The Chinese Photobook: From the 1900s to the Present』(Aperture)は、2016年に出版された分厚い中国写真史の書籍。
中国でもっとも有名な写真家といえば、ある程度アート写真に詳しい人はレン・ハン【1】の名を挙げるだろう。彼は性的な表現がタブーとされる中国において、主に友人たちのヌードを撮り続け、そのユニークな構図やヴィヴィッドな色使いも相まって世界的に高い評価を得たが、2017年に29歳(享年30歳)の若さで自ら命を絶った。
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