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RIZE逮捕で露呈……国際市場から遅れる日本ソニーの音楽事業

2019年8月19日 11:00

連鎖する薬物の不祥事

今年になってから電気グルーヴのピエール瀧、田口淳之介、そしてRIZEのJESSEとKenKenと、アーティストによるドラッグ所持/使用の逮捕が続く。そのたびにリリース作品は、すべて出荷/配信停止の措置を執られるが、有志が動画サイトなどに音源やMVをアップし、レコード会社とのアップ⇔削除のいたちごっこも続いている。

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昨年4月から日本ソニーの社長兼最高経営責任者を務める吉田憲一郎氏。海外のサイトでは「音楽事業と出版事業の統合で、より高いレベルのコラボを果たす」とのコメントを述べているが、国内でのスタートはいつ?

 宇多田ヒカルや米津玄師、さらに乃木坂46など数多くのドル箱アーティストを抱え、名実ともに日本を代表するレコード会社であるソニー・ミュージックレーベルズ(以下、SMR)だが、今年に入って所属アーティストの不祥事が相次いでいる。まず、今年3月に起きたのが、電気グルーヴのピエール瀧がコカイン使用による麻薬取締法違反容疑で逮捕された事件。こちらは先ごろ懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が下されたばかりだが、7月下旬には、ロックバンドRIZEのメンバーであるJESSEとKenKenが大麻取締法違反容疑で逮捕された。いずれのケースも、逮捕されたアーティストの「CD/映像商品の出荷停止、および店頭在庫回収、さらに音源や映像のデジタル配信停止」をSMRが逮捕翌日に発表し、即実施している。

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