チャート上位は同じ顔……【オリコン】ランキングが“変われない”理由
2020年1月18日 08:00
2019年6月18日 11:00
大手芸能事務所に変わったSMA
ピエール瀧がコカイン使用容疑で逮捕された事件。その後、ソニーはただちに電気グルーヴの作品を回収し、瀧とのマネジメント契約をあっさり解除したのだった。このような非情かつ性急にも思える“処分”が下されたのは、一体なぜなのか――。その背景には、老舗レコード会社として知られるソニーの“変節”があるかもしれない。
電気グルーヴのホームページは残っているが、4月2日から更新されていない。
3月12日、電気グルーヴのピエール瀧がコカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕され、大きなニュースとなった。その翌日、電気グルーヴの音源の発売元であるレコード会社、ソニー・ミュージックレーベルズ【1】は、彼らのCD・映像商品の出荷停止、店頭在庫回収、デジタル配信停止を発表。海外ではほぼ例を見ないにもかかわらず、日本の音楽業界ではもはや通例となっているこの措置に対して、多くの人々が疑問を呈し、再出荷を求める署名運動などが行われた。そして4月2日、ピエール瀧が起訴されたことを受けて、電気グルーヴの所属事務所であるソニー・ミュージックアーティスツ【2】(以下、SMA)は、ピエール瀧のマネジメント契約の解除を発表したのだった。“トカゲの尻尾切り”ともいえるこうした対応ぶりに、多くのファンが衝撃を受けた。大手レコード会社関係者A氏はこう話す。
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