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具体策なき勇み足でファンの心理を無視!? 高額チケット転売問題の生ぬるさ

2016年9月22日 11:00

賛同者一覧にも疑問の声、多数
下の写真が今回の「チケットの高額転売に反対します」に賛同したアーティストや音楽フェス一覧である。公開されるや否や、ジャニーズや安室奈美恵レベルならまだしも一部のアーティストには、「転売されるほどライブしてないだろ」「むしろ前売りチケット売れてないだろ」などの揶揄するツッコミが飛び交った。

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岸谷香やさだまさしといったベテランのアーティストも賛同者として名を連ねているが、「転売が起きるほどの集客なのだろうか?」といった疑問の声も。ファンキー加藤やゲスの極み乙女。の賛同は炎上狙いか。

 去る8月23日、朝日新聞と読売新聞の朝刊に、昨今の音楽業界で問題視されてきた「ライブチケット高額転売」【1】についての意見広告が掲載された。同広告では、賛同団体である日本音楽制作者連盟(音制連)、日本音楽事業者協会(音事協)、コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会が舵取りし、「チケットを買い占め、高額で転売する個人や業者が存在するために、ファンにチケットが行き渡らなくなっている」ことや、「転売サイトなどで偽造チケットが売られる犯罪行為が行われている」ことに対する危惧を主張。こうした事態を改善すべく、ネット上のダフ屋行為を取り締まれない現行法規の改正を政府や自治体に訴えていくという。この取り組みには、サザンオールスターズをはじめ、Mr.Children、嵐、安室奈美恵などの人気アーティスト、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」「フジロックフェスティバル」といった人気音楽フェスが賛同している。

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