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数百億円単位の損害で銀行にまで被害拡大!「SMAP」解散が及ぼす莫大な“逸失利益”!!

2016年8月19日 12:00

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「Johnny’s net」に掲載されたSMAP解散に関するお知らせ

 リオ五輪で盛り上がる日本列島に今月14日未明、衝撃が走った。

 今や国民的人気グループとなった「SMAP」が12月31日をもって解散することが発表されたのだ。

 「SMAP」解散の真相については当サイトで既報のとおりだが、所属事務所のジャニーズ事務所から正式発表がなされた瞬間、五輪を生中継していたNHKが速報で報じたのをはじめ、インターネット上には“洪水”のように「SMAP」解散関連の情報があふれた。

 そんな中、芸能界やテレビ業界、広告業界では「SMAP」の解散による莫大な経済損失が話題となっている。

 今後「SMAP」は新曲のリリースも、ツアーも行わず、このまま解散の日を迎えると言われているが、当然のことながらファンクラブも解散となる。

「ジャニーズ事務所は公表していないが、『SMAP』のファンクラブの会員は100万人近くいると言われている。ジャニーズの各グループのファンクラブの年会費は4000円なので、単純計算で40億円の年会費がパーになる。現時点では、メンバー5人は事務所に残ってソロ活動をすると言われており、今後は個々のファンクラブが設立されるでしょうが、『SMAP』のファンクラブの会員がそのまま横滑りするかというと、甚だ疑問です」とは大手広告代理店社員。

 また、一時期は開催が浮上した25周年コンサートツアーだが、こちらも開催は絶望的な状況だ。

 14年に行われた「SMAP」の5大ドームツアーは、5都市22公演で約100万人を動員し、チケット代は9500円(一般価格)だったので、チケットの売上だけでも約95億円となる。

「仮にグッズ売上の客単価を500円と計算したとしても50億円で、チケット代と合わせると150億円規模にはなっただろう」(大手イベント会社スタッフ)

 年内で終了する方向で調整されているという、メンバー5人揃っての唯一のレギュラー番組「SMAP×SMAP」は、放送するフジテレビの関係者によると、「ギャラは1人1本100万円の計算で5人そろって500万円くらいですかね」とのことなので、年間で2億円4000万円となる。

 ちなみに、1月の騒動を受けて「SMAP」としての契約が0本になってしまったが、CM1本あたりの年間契約料は「1億円から1億2000万円ほど男性タレントでは相変わらずトップクラス」(前出の広告代理店社員)というから、こちらもかなりの額だ。

 今回の「SMAP」解散は、ジャニーズ事務所にとってもかなりの痛手となりそうだが、別の芸能プロダクションのマネージャーはこう語る。

「転んでもタダでは起きないでしょう。これまで『SMAP』が稼いでいたぶんは、『嵐』や『関ジャニ∞』、『V6』、『Hey! Say! JUMP』などの後輩グループに仕事を移行することで埋め合わせていくことになる」

 とはいえ、後輩グループでの埋め合わせができない“関連企業”にとっては、今回の「SMAP」解散の痛手はとてつもなく大きい。

「所属レコード会社のビクターエンタテインメントにとって『SMAP』は、『サザンオールスターズ』と並ぶ二枚看板だけに大打撃でしょう。解散まで新曲は出さないというし、これまで発売しているシングルが一時的に売れたり、ベスト盤をリリースすることで補てんするんでしょうけど、一時的なものでしかないですからね」(同芸能プロマネージャー)

 意外なところでは、「ゆうちょ銀行」も挙げられる。

「『ゆうちょ銀行』は、ジャニーズのコンサートチケットの振り込み窓口を担当しており、チケット申し込みの際には振込手数料、当選しなかった際にも返金手数料が発生し、その何割かが『ゆうちょ銀行』にも入っていると言われています。たかが手数料と言っても、ツアーで100万人規模を動員する『SMAP』となれば、コンサートのチケット申し込みの手数料だけで莫大な金額になるでしょうからね」(前出のイベント会社スタッフ)

 国民的アイドルグループ解散による関係各所の“損失”は計り知れない。

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