チャート上位は同じ顔……【オリコン】ランキングが“変われない”理由
2020年1月18日 08:00
2016年5月19日 11:00
演歌は世界で通用するのか?
不況ばかりが伝えられる音楽業界において、業界団体「日本音楽事業者協会」、通称・音事協は演歌、歌謡曲の売り出しに力を入れていくという。アイドルやビジュアル系バンド同様、海外展開も視野に入れているというが、歌手でもあり、俳優でもある杉良太郎が、演歌、歌謡曲をめぐり、いち早く政界と組む動きを見せているという……。
演歌・歌謡曲の活性化を謳う音事協のHP。
先月号のニュースでも指摘しているが、やはり音楽業界の地盤沈下がすさまじい。今年1月には、オリコン週間CDシングルランキング(1月18日付)で、伍代夏子の「花つむぎ」が推定売り上げ枚数1849枚で20位にランクインしたが、1週間で2000枚を切る販売枚数でもベスト20に入ってしまうほどである。同デイリーランキングを見ると、状況はさらにシビアだ。今月6日付けのランキングで1位になったのはジャニーズのSexy Zone「勝利の日まで」だが、推定売り上げ枚数はわずか2801枚。3位に入っているNICO Touches the Walls「ストラト」に至っては、1434枚という体たらくで、4位以下の売り上げ枚数を想像すると寒気すら覚える。
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