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芸能界で生き残れるか、今年は正念場となりそうだ。
長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が3月末で打ち切りとなったとんねるずが、苦境に立たされている。
「とんねるずは所属事務所の社長を石橋貴明が、副社長を木梨憲武が務めていますが、『みなおか』終了で、それぞれ年間4億円の収入が消える公算です。高額なギャラがネックで、新番組の企画会議で2人を起用しようという局もなく、石橋自らが事務所の所属タレントで、妻の鈴木保奈美の売り込みをしている状況です」(業界関係者)
スポーツ特番で存在感を見せる石橋はまだしも、深刻なのが木梨の立ち位置だ。テレビ関係者が言う。
「インターネットの検索窓に『木梨』と入力すると、『つまらない』というワードが自動で出るほど、トークの切れ味がなくなっているのは明白。バラエティでは正直使いづらい。本人もそんな状況を自覚しているのか、4月公開の映画『いぬやしき』で16年ぶりの主演を務めるのを機に、俳優業に活路を見出そうとしています。さらに、プライベートで親交の深い水谷豊を通じて、『相棒』(テレビ朝日)にねじ込んでもらえるよう嘆願しているのだとか。水谷は人がいいので頼まれたら断れない。なんとか便宜を図ろうとスタッフと掛け合い、『科捜研』や『交通鑑識』の役での調整が行われていると聞きます。今秋に始まる新シリーズ1回目のスペシャル、もしくは映画版で出演する可能性はありそうです」
そして、木梨のもう一つの財産が、競馬界のスーパースター・武豊との関係だ。2人は親友といえるほど仲が良いとされ、木梨は旅番組の企画で武宅を訪問したこともある。
「武は木梨とのつながりから、『みなおか』でも『食わず嫌い王決定戦』『男気じゃんけん』をはじめ、たびたび番組に出演してきた。ジョッキーとしてではない、武の素顔を引き出せる存在として木梨は貴重です。これまで水谷との旅番組が3回放送されて好評を博していますが、武との番組が作れるのなら、木梨を厚遇するテレビ局はあるかもしれませんね」(同)
芸能界に生き残るには、もう“W豊”に寄生するしかない?