かくも悲しきフジテレビの凋落
2013年6月に、フジテレビの第9代代表取締役社長に就任した亀山千広氏。『踊る大捜査線』をヒットに導いたことなどの手腕を買われての就任だったが、氏の就任以降も、視聴率や広告収入という面では苦境続きの同社。それに伴う朝令暮改の会社方針に、制作現場は混乱続きというが、実際のところはどうなのか、芸能記者に聞いた。
フジテレビ『突然ですが、明日結婚します』HPより
A:総合週刊誌中堅記者
B:写真週刊誌中堅記者
C:女性週刊誌ベテラン記者
A ここ最近、フジテレビの凋落が目立っていますね。
B 視聴率の下落は止まらないし、去年の上半期にはスポット広告収入もテレビ朝日に抜かれて3位に落ちてしまった(1位は日本テレビ)。
C 特に酷いのは月9の低迷。2016年10月期の『カインとアベル』は平均視聴率8・2%で、月9史上最低記録です。
A 1月スタートの『突然ですが、明日結婚します』もキャスティングでゴタゴタがあったようです。
C 主演に竹野内豊、二番手に瑛太で内定して、まったくの別の脚本で進めていたんだけど、ギリギリのところで竹野内がオファーを断ったっていう。
B 竹野内が所属する大手芸能プロ・研音サイドとしては、「役柄が本人と合わない」というのが表向きの理由らしいんだけど……そろそろ月9ドラマ枠がなくなるかもというウワサもあり、「最後の月9俳優」なんていう不名誉な肩書をつけられるかもしれない可能性を考え、これまでのキャリアを踏まえればあえてやる必要なし、という判断をしたのが本音ではないかと。