『高校教師 DVD BOX』
女優の観月ありさが、7月22日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演。過去に出演を断り、後悔した人気ドラマがあることを告白して、話題を呼んだ。
美少女キャラでブレイクした観月だが、ドラマのオファーがあった当時はクールなイメージを払拭しようとしていた時期。作品に近親相姦シーンがあったことで、「せっかく明るいイメージに持ってきたのに、またこの役やったら暗くなっちゃうな」と、タイミング的な問題で葛藤があったという。
「脚本家は『伝説の少女』という観月のデビュー曲を聴きながら彼女をイメージして書いてくれていたそうです。観月ありきで制作準備が進められていたものの、最終的にはイメージの変更を優先。彼女自ら謝りに行ったと話していました」(芸能ライター)
観月は出演しなかったことを今でも引きずっているようで、「その時はあまり後悔してなかったんだけど、この年齢になってみると、やっといても良かったのかなぁ、みたいな気持ちになったりする」と振り返った。テレビ誌ライターが言う。
「番組ではタイトルは伏せられていましたが、このドラマは93年に真田広之と桜井幸子主演で放送され、最終話で視聴率33.0%を記録した『高校教師』(TBS系)です。『愛という名のもとに』『ひとつ屋根の下』など、フジテレビで数々のヒット作を放った野島伸司が、初めてTBSで脚本を手がけた問題作で、観月の代役には新人だった桜井が起用され好演しています」
桜井は本作での演技が評価され、以降も『人間・失格』や『未成年』など、野島ドラマで重要な役柄を任されている。
「観月は後悔しているとのことですが、あれは桜井だから大ヒットしたわけで、観月だったら一気に安っぽくなってあそこまでヒットはしていないでしょう。ちなみに、桜井演じるヒロインの親友で、教師にレイプされて妊娠する役を演じた持田真樹も、何人もの女優に断られた末にようやく決まっています」(前出・テレビ誌ライター)
観月の身長は真田と同じ170センチ。これだけでもなんだかしっくりこないが、視聴者にとって彼女の出演辞退は「大ファインプレー」だったのは間違いない。