>   >   > 落としどころ”が見えない【EXILE一族】の深夜ドラマ
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公式HPより

 EXILEのリーダー・HIROが総合プロデュースをつとめる、EXILE TRIBEの総合エンタテインメント・プロジェクトの企画で、来年公開の映画に向けたドラマ「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」(日本テレビ)が10月22日にスタートした。

 主要キャストとして、EXILE、劇団EXILE、三代目J Soul Brothers、GENERATIONS、E-girlsらEXILE一族のユニットが総出演。ドラマ版は三代目の人気メンバー・岩田剛典演じる・コブラが率いる不良グループ・山王連合会の抗争が中心に描かれ、映画版では山王連合会をはじめとする5つの不良グループが対立する「SWORD地区」全体の抗争をテーマに描かれるというが、その内容はあまりにもハチャメチャすぎるという。

「全体的なテイストは、どう見ても、昨年公開された園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』と人気コミックを映画化して大当たりした『クローズ ZERO』のいいとこ取りといった感じ。人気絶頂の三代目JSBの岩田が出るとあって、初回の視聴率は深夜枠のドラマにもかかわらず1・9%と好スタートを切った。ただ、EXILE一族のメンバーだけでは、演技力に不安があると見込んでか、エアバンド・ゴールデンボンバーのメンバー、窪田正孝、林遣都といった演技派の若手俳優、さらには小泉今日子、YOUらの女優陣も投入。あまりにも登場人物が多すぎて、見ていてワケが分からなくなってしまうし、ドラマからつながる映画版の“落としどころ”がまったく見えてこない状態」(映画関係者)

 もともと、EXILE一族の主要メンバーの演技は決して評価されていたわけではなかった。今年4月クールに放送された、EXILEのボーカル・TAKAHIRO主演のドラマ「ワイルド・ヒーローズ」(日本テレビ)はTAKAHIRO以下、主要キャストを固めたEXILE一族のメンバーたちの演技が「学芸会レベル」などと酷評され、全話の平均視聴率は8・7%と惨敗。そして、7月クールではAKIRA主演の「HEAT」(フジテレビ)が放送。ゴールデンにもかかわらず、第6話で2・8%という壊滅的な数字を記録。“ヒート”どころか“大炎上”してしまった。

「当初、『HEAT』は松竹での映画化ありきでドラマがスタート。にもかかわらず、あまりの低視聴率に映画化の話が消えてしまった。そのせいもあってか、松竹はすでに来年7月16日の公開が決定している『HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.』は総力をあげてPR活動をスタートさせているが、肝心の中身はドラマの内容を見る限り大したことはなさそうだ」(映画関係者)

いい意味で期待を裏切ってほしいものだ。


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