──「見れるものならUFOを見てみたい!」。そう思う読者諸氏は多いのではないだろうか。水木しげるの縁者でもあるUFO撮影家に、その奇跡を聞いた。
(写真/大瀧卓弥)
「ここをよく見ていてください!」
そう言ってテレビモニターを指差す先には、明らかに上空に浮かぶ不自然な物体が、理解不能な動きを繰り返している。数秒後、その物体はいきなり画面から消え去った。「こ、これは……」と、思わず画面に食い入るように身を乗り出すものの、撮影した当の本人は「次は六甲山で撮影したUFOビデオなんですが……」と、平然と別のビデオを準備する。その人とは、数々のUFO撮影に成功してきた“UFOコンタクティ”武良信行氏だ。
「マンガ家の水木しげる氏とは、遠い親戚に当たるんですよ。まあ、直接の交流はないんですがね」
あの水木しげると親戚関係に!?と驚く我々を他所に、当人は淡々とほかのUFO撮影体験について語り続ける。
UFO研究者の世界では、他人の撮影したUFO映像を否定する排他的否定論者が多い中、彼の撮影した映像は批判対象にされていない。その理由は、彼の圧倒的なUFOとの遭遇回数……いや、撮影成功回数にある。