──今まで見てきたように、ブラック企業は星の数ほど存在する。そこで、実務経験5年、計2500人以上の転職相談を受けてきたキャリアコンサルタントに、”働きたくない”企業を聞いた。
働きたくない企業と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ワタミフードサービスですね。世間でも散々いわれていますが、アルバイトが休んだら正社員が代わりに出社せざるを得ないなど、勤怠はぐちゃぐちゃ。それに加えて業務報告書が膨大な量となるため、店舗勤務では、家に帰る暇はほとんどないとのことです。なので、社員は調理場のシンクで体を洗ってるとか(笑)。ほかにも、渡邉美樹社長の著書を指定図書としてレポートを義務づけるなど、社長の狂信的な一神教といった企業で、絶対に入りたくないですね。
次は、保険業の販売専門職。総合職の正社員は安泰ですが、販売専門職は業務委託契約で、ほとんどが個人事業主として保険の販売をすることとなります。しかし、新規保険加入者などほとんどいない現在、確立された販売ノウハウを教えることもせず、単なる使い捨ての駒として使われます。特にジブラルタ生命保険は、販売ノウハウがほぼないといわれているため、転職をしたところで、自分にとって良い結果になるとは思えません。