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社長交代人事も邪魔をした

誤報、ゴーマン取材にご用心!? 企業の日経新聞外しが止まらない理由

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『日本経済新聞の読み方』(日本経済新聞出版社)。

「オリンパス資本提携へ 国内5社が候補」(1月12日付朝日新聞)

「損保ジャパン・日本興亜合併へ」(1月25日付朝日新聞)

 これまで、水面下で動いていた大企業の提携/合併や社長人事といえば、経済専門紙である日経新聞が第一報を掲載するというのが、「いわば経済界の慣例となっていた」(全国紙記者OB・A氏)。しかし冒頭の新聞報道のように、昨今、大企業に関する重要な情報を、ほかの一般紙が日経新聞より先んじて報じるケースが目につき、「日経新聞の独壇場が崩れ始める兆候」(同)という見方が出てきている。

 本誌ではすでに2008年2月号で、「企業離れが急加速中 ゴーマン『日経』"失墜"間近!?」という記事を掲載し、強引な紙面づくりで企業の反感を買う同社の姿勢に、警鐘を鳴らしていた。ところが、今回あらためて取材を進めてみると、企業からの批判はヒートアップし、より根深い要因が、日経からの企業離れを加速させている実態が見えてきた。

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