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荻上チキの新世代リノベーション作戦会議 第16回

「死」の匂いをメディアが排除する! 被災地でジャーナリストが見た軍事的リアリズム【前編】

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──若手専門家による、半熟社会をアップデートする戦略提言

■今月の提言
「政治も今後の安保論議も 自衛隊が持つ現実性に学べ!」

ゲスト/田上順唯[フリージャーナリスト]

 1954年の創設以来、数々の議論を呼んできた自衛隊。東日本大震災では、救援活動や原発事故への対応などをめぐり、活躍がクローズアップされた。これを機に、彼らを取り巻く状況や議論の争点も変わってゆくだろう。自衛隊への密着取材を続けてきたジャーナリスト・田上順唯氏と、そうした動きの内実と今後の展開を考える。

荻上 本連載ではここ2回、東日本大震災に関連するテーマとして、被災地での復興支援や医療に関する問題を取り上げました。それらの課題に加えて、被災地での救助活動などを通じてあらためてクローズアップされているのが、なんといっても自衛隊という存在です。

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