──主演ドラマ『美男〈イケメン〉ですね』『メリは外泊中』が日本で人気を博し、いま韓流スターの中で最も"数字を持つ"男、チャン・グンソク。だが実は、本国・韓国ではすでに人気が下火という声も、ちらほら聞こえてくる。なぜ今頃、日本で大ブレイクを遂げたのか?
週刊誌やワイドショーを狂奔させる彼を、スターが欠くべからざる演技力・歌唱力・スキャンダル・ファッションセンスの4つに解体分析しながら、このブームの実態を追う!
(絵/氷見こずえ)
男装でイケメンバンドに加入したヒロインと、メンバーの恋を描いた主演ドラマ『美男〈イケメン〉ですね』(以下、『美男』)がフジテレビで三度放送され、CM出演する「サントリー・ソウルマッコリ」は販売から1カ月で年間販売目標を達成、CDを出せばいきなりオリコン週間ランキング1位を獲得、渋谷パルコに期間限定(6月3~27日)でオープンした公式ショップは、開始5日で1万2000人が来場……と、現在、日本で最も旬な韓流スター、チャン・グンソク。
「撮り下ろしでなくても、グンソクを表紙にすると読者の反応が全然違う。表紙に"チャン・グンソク"という文字を入れるだけで部数が伸びますから、本当にスゴい」(女性誌編集者)というから、ブームの過熱ぶりがうかがえる。一部では"グンソクは、ヨン様を超えたのでは?"という声も聞こえてくるが、なぜここまでの盛り上がりを見せているのか?